神式では永代祭祀(えいだいさいし)と言います。
なんらかの理由でお墓を見ることができない場合に、
無縁とならないよう神社が永代にわたってお祀りします。
お寺に比べてそう多くはないですが、受けている神社はあります。
費用は25万、30万円、40万、50万円など、
各神社それぞれの判断で費用を設定しており一概には言えません。
永代にわたってどう扱われていくのかについてもそれぞれの方針があるようです。
個々の神社が独自に永代祭祀を受けているところの例
(神社のHP上で明記されているところを随時ピックアップしていきます)
近年、永代祭祀を求める声が多くなっているという、神社の生の声をお聞きします。
永代祭祀は各神社が独自の判断で行っており、これまで神社を統括している組織である
神社庁は直接関与しておりませんでした。
ですが近年、愛知県の神社庁管轄として永代祭祀を受ける設備を整えられました。
神社庁自ら管理のもと、永代祭祀を受けるのはこの例が初めてのようです。
ここでは
・個々に納骨を納めるスペースがある 「納骨殿」
・遺骨をまとめて祀る 「合祀墓」
が選択できるようです。
愛知県以外の各都道府県にある神社庁でも、永代祭祀墓をもつかどうか、
議論がされていると聞きます。
が、立地の問題、管理運営の問題など様々な課題があるようで、
話が上がっては立ち消えするという繰り返しが続いているようです。
神式の葬儀がより注目されてくるようになれば、愛知県神社庁の事例を筆頭に
広がりを見せるかもしれません。